プロが教えるお掃除アドバイス

病院清掃業者が教える浴室のカビ対策②

今回はカビの予防です。カビの予防には次の対策が重要です。

①乾燥させる ②低温にする ③カビの栄養を断つの3つです。

浴室

 

 

 

 

 

 

・浴室のカビ予防

①浴室に発生するカビの栄養源として、石鹸カスやシャンプーの付着があります。浴室の使用後に壁をシャワーで洗い流すだけでも予防になります。(栄養を断つ)

②上記の壁を洗い流す際には水のシャワーを掛け温度を下げておくとカビ予防に有効です。(低温にする)

③窓のある浴室は使用後窓を開けて湿度を下げる。窓のない場合は換気扇を回す。(乾燥させる)

④浴室のスノコや浴槽のふた、イス、洗面器などはこまめに洗剤で洗い、水を切り乾燥させておくために、使用後は立てて水が切れやすいように置いたり浴室を風通しの良い状態にしておきます。

⑤浴室清掃を行い汚れを除去し、さらに乾燥をさせた後に市販の消毒用エタノールを壁面や天井に吹き付けておくとカビ予防に効果的です。

⑥タイルの目地にロウを塗っておくと撥水効果で汚れが付きにくくなり、カビが発生しにくくなります。ロウのほかにも撥水効果のあるカビ予防剤でもよいでしょう。

⑦その他費用が掛かりますが建材用コーティング剤などでコーティングすると汚れが付きにくくなりカビの発生が抑制されます。そのほかには酸化チタンによる光触媒コーティングなどのように、匂いを防止するコーティング剤もあります。